スポーツアロマトレーナーとしてご活躍されている神埼貴子さんによる、
「現場で役立つスポーツアロマの実践」というセミナーを聴講してきました。 スポーツの現場でどのようにアロマテラピーを導入しているのか 一般的なアロマテラピーとの違いは何か 日本スポーツアロマトレーナー協会(JSTA)オリジナルのマッサージメソッド についてのお話でした。 スポーツアロマの目的は、 競技能力を高める・コンディショニング・けがの予防とケア ・・・・もうこの時点でAEAJ、JAA等と大きくかけ離れてますね オイルをブレンドする際の濃度が、 全身:2.5%~7% (メンタルケアの場合は2%程度) 部分的:10%~(基材にバームを使う時は最大で40%~) ものすごい高濃度です 基材は季節、症状、場面に合わせて使い分けをし、 植物オイルの他に、ジェル、バーム、クリーム、クレイを使うそうです。 神崎先生が急性の冷却方法として、 ペパーミント+エタノール+水の組み合わせでスプレーを作って使用しているそうです。 これ、私達でも作れますね スポーツアロマケアで使用頻度の高い精油は、ウィンターグリーンとバーチ。 両方とも聞いたことありませんでした これらは98%がサリチル酸メチルからなっており、 医薬品の鎮痛剤として成分構造が類似しており、 アスピリンと同じメカニズムで痛みを緩和させることができるそうです。 バーチを嗅がせてもらったら、「サロメチール」の香りに似ていました。 学生時代に運動部に所属していた方なら、1度は使ったことがあるでしょう。 私は「あ~なつかしぃ~」と感じました(笑) マッサージの手順は、 1)問診時(カルテもかなり細かい)にいろんな角度からボディーチェックを行い、故障(痛めた)原因を予測。 2)精油を選ぶ。 3)そして、患部の深層筋に対して、アプローチ。 筋繊維に対して垂直に親指でS字を書くようにマッサージしてほぐす、揉捏法。 太もも部分は面積が広いので、指だけでなく、尺骨(手首から肘までの部分)を使うことも。 これらは何もプロのアスリートばかりでなく、普段から運動をしている人にももちろん使えます。 最近は、小、中、高の部活をやっているお母さん方から「教えてほしい」という要望もあるようです。 第一線でオリンピックや世界陸上などでトップアスリートを担当されただけあって、お話が豊富でとても勉強になりました。 オリジナルの揉捏法はサロンワークで、導入してみようかしら・・・?
by dolcediaroma
| 2010-02-27 22:22
| ■アロマテラピーとは
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